静電気防止清潔織物表面抵抗率の試験方法
B.1原理
環状電極を絶縁基板におけるサンプルの表面に置いて、電極に、直流電気をロードし、電流、電圧及び抵抗の関係により、サンプルの表面抵抗率を測定することができる。
B.2計器
B.2.1 一対の電極グループを用意する。一つの円柱電極、一つの環状電極を含まれ、両電極を同心の形にて、置いて、電極のその他関係パラメーターをSJ/T 10694に従う。
B.2.2 一個の水平基板を用意して、サンプルの放置に用いる。その表面抵抗率を1.0×1012Ω/□以上に設置し、サイズをオール電極のサイズより、大きい必要がある。
B.2.3 B.2.1の規定した電極グループとセットした抵抗計を一個、用意し、その計測範囲を1.0×105Ω~1.0×1011Ω以内にする必要があったが、これだけではない。
B.3 プログラム
B.3.1 測定環境、サンプリング及び測定前処理は付録Aの規定に従い、サンプルサイズは環状電極外円周の面積より、大きい必要がある。
B.3.2 サンプルを置いていない条件では、サンプルを置いた方法に従って、水平基板の抵抗を測定し、B.2.2の規定に従うかどうかを検査する。
B.3.3 測定サンプルの測定面を上に向かって、水平基板に置いて、電極をサンプル表面に放置する。電極を繋げ、電圧をロードし、15s±1sの後(或いはデータが安定した後)に、抵抗計を読み取る。ロードした電圧は表B.1の規定に従う必要がある。
表 B.1 測定電圧の選択
表面抵抗率/(Ω/□) |
測定電圧/V |
1.0×104≤ρ<1.0×106 |
10 |
1.0×106≤ρ<1.0×1012 |
100 |
GB/T 24249-2009
B.3.4 公式(B.1)に従って、サンプルの表面抵抗率を計算する。
ρ=k×R ..............................(B.1)
式中において、
ρ—計算によって、得たサンプルの表面抵抗率で、単位はΩ/□とする;
R—抵抗計によって、測定した抵抗で、単位はΩとする;
K—電極の幾何係数。
その中に、電極の幾何係数は公式(B.2)に従って、計算する。
K=2∏/1n(r2/r1) ..............................(B.2)
式中において、
r1-柱状電極の半径で、単位はmmとする;
r2-環状電極の内縁半径で、単位はmmとする。
B.3.5 4個の測定箇所を選び、測定(必要の場合、正面と裏面をそれぞれ、四個の測定箇所を取る)を行い、その平均値を計算し、これを当該サンプルの表面抵抗率の判定値とする。